ナガホリ、前期経常を34%上方修正

配信元:株探
投稿:2023/05/10 15:00
 ナガホリ <8139> [東証S] が5月10日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の4億円→5.3億円(前の期は2.5億円)に34.3%上方修正し、増益率が58.1%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.6億円→4億円(前年同期は1.5億円)に50.9%増額し、増益率が70.3%増→2.6倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 ジュエリー業界におきましても、新型コロナウイルス感染症対策による制限が緩和されたことで、営業活動が回復に向かいましたが、感染の再拡大に対する自主的な行動制限や物価上昇の影響など、先行きの不透明な状況が続いております。このような環境の下、当社グループは、富裕層マーケットをコアとする販売チャネルや商品ブランドに重点的に経営資源を投下する「選択と集中」の方針のもと、感染症対策を施した環境での自社催事や顧客催事等の販売活動に取り組みました。また、グループ会社で展開する直営小売事業の収益力改善が成果を出し、海外からの引き合いの活発化への対応を行うなど収益確保に努めました。さらに、財務の安定のため当座貸越契約締結による財務基盤強化、インターネット販売等のITツールを活用した営業促進、自社ブランドの販売促進等に取り組みました。これにより、売上高が予想を上回り、売上総利益も予想を上回ったことと、販売費及び一般管理費の低減に努めたことで営業利益は予想を大きく上回り、営業外損益はほぼ想定どおりに推移し経常利益も予想を上回ることとなりました。また、リ・ジェネレーション株式会社その他の複数の株主らが、ほぼ同時期に当社株式を急速かつ大量に買い集めている状況を踏まえた緊急対応及び同社が開催を請求したことを契機として本年3月に開催した当社臨時株主総会、並びに、令和4年6月に開催した当社定時株主総会でご承認を頂きました当社株式の大規模買付行為等への対応方針に基づき、マイルストーンマネジメント株式会社が提出した大規模買付行為等趣旨説明書に対する対応等、関連する対応等に係るアドバイザリー費用を特別損失に計上しましたが、経常利益の増益等を受け、親会社株主に帰属する当期純利益は予想を上回る見込みであります。以上の結果、令和5年3月期通期の連結業績予想を上方修正することになりました。なお、今回の業績予想の修正に伴う配当予想の変更はありません。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後の様々な要因により変動する可能性があります。
配信元: 株探

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