アルメディオ、前期経常を42%上方修正

配信元:株探
投稿:2023/05/08 15:00
 アルメディオ <7859> [東証S] が5月8日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の4億円→5億6900万円(前の期は9700万円)に42.3%上方修正し、増益率が4.1倍→5.9倍に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の1億8700万円の黒字→1億6400万円の黒字(前の期は3900万円の赤字)に12.3%下方修正した。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の700万円の赤字→1億6200万円の黒字(前年同期は1億1500万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、40.9%増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  連結子会社・阿爾賽(蘇州)無機材料有限公司において、2022年11月2日に公表しました連結業績予想数値で使用した人民元の為替レートに比して、2022年12月末の換算レートが円高に推移したこと等により、売上高が計画を下回る見込みとなりました。営業利益については、仕入価格上昇率の縮小や収益改善策等の成果による売上原価の減少、設備投資に対する減価償却費計上月の遅延による費用減少、さらに利益率の高いカテゴリーの製品売上が伸長していること等から、前回公表した数値を上回る見通しとなりました。 以上のことから、セグメント売上については断熱材事業では71百万円減少、アーカイブ事業は13百万円増加、インダストリアルソリューション事業は5百万円減少、ナノマテリアル事業は18百万円減少する見込みとなりました。一方、セグメント利益については、断熱材事業では90百万円、アーカイブ事業は30百万円、インダストリアルソリューション事業では32百万円、ナノマテリアル事業は17百万円増加する見込みとなりました。 以上の結果、前回予想から売上高は81百万円減少、営業利益は180百万円増加、経常利益は169百万円増加する見込みとなりました。なお、「1.特別損失の計上およびその内容」に記載のとおり特別損失を計上すること等の要因により、親会社株主に帰属する当期純利益は23百万円、1株当たり当期純利益は減少する見通しとなりました。(注)上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後発生する様々 な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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