加藤産、上期経常を一転21%増益に上方修正・最高益、通期も増額、配当も8円増額

配信元:株探
投稿:2023/05/02 15:00
 加藤産業 <9869> [東証P] が5月2日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年9月期第2四半期累計(22年10月-23年3月)の連結経常利益を従来予想の80.5億円→98億円(前年同期は80.6億円)に21.7%上方修正し、一転して21.5%増益を見込み、6期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の154億円→170億円(前期は153億円)に10.4%上方修正し、増益率が0.1%増→10.5%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 同時に、今期の上期配当を従来計画の43円→47円に増額し、下期配当も従来計画の46円→50円に増額修正した。年間配当は97円(前期は83円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)第2四半期累計期間 2023年9月期の第2四半期累計期間につきましては、コロナ禍での活動制限が解除されたことによって当社グループの主力である家庭内消費に関連する需要に一服感が見られ、加えて、食品をはじめとした幅広い商品やサービスの値上げによって生活者の節約志向が強まっております。一方で、売上単価の上昇や当社グループの酒類流通事業での外食需要の回復及び海外事業でのコロナ禍からの経済活動や市場の回復もあり、 営業収益は堅調に推移しております。 利益面につきましては、営業収益の増加による営業総利益の確保と共に、想定以上のコストコントロールが寄与して営業利益及び経常利益は予想を上回る見通しとなりました。 さらに、当第2四半期連結会計期間において、特別利益として投資有価証券売却益を計上する予定にしていることもあり、親会社株主に帰属する四半期純利益は前回予想を大幅に上回る見込みとなりました。(2)通期 2023年9月期の通期につきましては、今後の経済や消費の動向、コストの状況が不透明であるため、第3四半期以降の想定は前回予想を踏まえて修正しております。なお、今後 今回修正の業績予想に大きな変動が見込まれる場合には、その内容について開示いたします。

  当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要政策と認識し、収益力の向上と財務体質の強化を図りながら、安定的かつ業績に見合う適正な配当を維持することを基本方針としております。 当社の2023年9月期の業績につきましては、上記1及び2の通り、第2四半期累計期間及び通期の利益が前回予想を大幅に上回る見込みであることに加えて、直近の財務状況等を総合的に勘案した結果、2023年9月期の配当予想(第2四半期末・期末)を前回予想から修正することといたしました。 これにより、当期における第2四半期末配当金は前回予想に対し1株当たり4円増配の47円、期末配当金は1株当たり4円増配の50円(特別配当3円)、年間配当金は1株当たり8円増配の97円(特別配当3円)となる予定です。本資料における業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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