【中銀チェック】ECBは0.25%と0.5%の利上げで見通し分かれる
【中銀チェック】ECBは0.25%と0.5%の利上げで見通し分かれる
2.3日の米FOMCに続いて、4日のECB理事会です。
市場は利上げを完全に見込んでいますが、利上げ幅については0.25%と0.5%の大幅利上げ継続かで割れています。ECBは昨年7月の利上げ開始と、米(昨年3月)、英(一昨年12月)と比べて利上げ開始が遅かった分、その後は積極的な利上げを続けており、いきなり0.5%利上げで始まった後、0.75%利上げを二回挟んで、直近3会合連続での0.5%利上げとなっています。とはいえ、政策金利水準は主要金利(リバースレポ金利)で3.5%、実効金利になりつつある預金ファシリティ金利で3.00%と米英より低く、直近で消費者物価指数(HICP)前年比+6.9%という物価水準からみて低いという意識から、今回も大幅利上げが期待する動きがある一方、昨年第4四半期GDPがマイナス圏となるなど、米国などと比べて経済状況が厳しいこともあり、0.25%に縮めてくるという見通しが大勢となっています。
短期金利市場動向から計算した利上げ幅見通しは77%程度が0.25%、23%程度が0.5%となっています。
今後については6月の追加利上げが見込まれているほか、年内あと1回、計3回の利上げを見込んでいます。
注目は利上げ幅がどうなるのか。また今後の利上げについてどのような姿勢を示すのかとなります。0.25%利上げにとどめ、さらに今後について慎重姿勢が見られるとユーロ売りにつながります。
MINKABU PRESS 山岡和雅
2.3日の米FOMCに続いて、4日のECB理事会です。
市場は利上げを完全に見込んでいますが、利上げ幅については0.25%と0.5%の大幅利上げ継続かで割れています。ECBは昨年7月の利上げ開始と、米(昨年3月)、英(一昨年12月)と比べて利上げ開始が遅かった分、その後は積極的な利上げを続けており、いきなり0.5%利上げで始まった後、0.75%利上げを二回挟んで、直近3会合連続での0.5%利上げとなっています。とはいえ、政策金利水準は主要金利(リバースレポ金利)で3.5%、実効金利になりつつある預金ファシリティ金利で3.00%と米英より低く、直近で消費者物価指数(HICP)前年比+6.9%という物価水準からみて低いという意識から、今回も大幅利上げが期待する動きがある一方、昨年第4四半期GDPがマイナス圏となるなど、米国などと比べて経済状況が厳しいこともあり、0.25%に縮めてくるという見通しが大勢となっています。
短期金利市場動向から計算した利上げ幅見通しは77%程度が0.25%、23%程度が0.5%となっています。
今後については6月の追加利上げが見込まれているほか、年内あと1回、計3回の利上げを見込んでいます。
注目は利上げ幅がどうなるのか。また今後の利上げについてどのような姿勢を示すのかとなります。0.25%利上げにとどめ、さらに今後について慎重姿勢が見られるとユーロ売りにつながります。
MINKABU PRESS 山岡和雅
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
最新人気記事
-
NTTは“異色”の下げ続く、新NISA絡みの個人投資家も見切り売り観測 06/06 11:12
-
来週の株式相場に向けて=中銀ウィークで半導体・銀行株は荒い値動きか 06/07 17:17
-
「円高メリット」が5位にランク、日銀会合を控え関連株の注目度上昇<... 06/06 12:21
-
「自動車」が28位にランクイン、「型式指定」を巡る認証不正問題をネ... 06/07 12:20
-
トヨタは後場に下げ幅を拡大、2メガバンクが政策保有株式の売却検討と... 06/07 13:09
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 20:32
-
今日 20:30
-
今日 20:10
-
今日 19:32