アビックス、前期最終を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2023/04/28 16:30
 アビックス <7836> [東証S] が4月28日大引け後(16:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結最終損益を従来予想の1000万円の黒字→800万円の赤字(前の期は7300万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の8300万円の黒字→6500万円の黒字(前年同期は5800万円の赤字)に21.7%減額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社は、2021年11月1日付で株式会社プロテラスのデジタルサイネージ事業(一部除く)の吸収分割を完了いたしました。前期期中での吸収分割であったこともあり、当期につきましては、通年通して吸収分割の影響を受ける初めての期となり、シナジー効果や、それに伴うコスト増など、想定と異なる見込みとなりましたので、業績予想の修正をするものです。売上高につきましては、当該吸収分割により、営業人員も増加し、各業界へのアプローチ強化やソリューションの価値向上の取組を開始したことから、前回の予想値と比し118.8%と、予想を上回る見込みとなりました。一方、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、案件数が想定以上に増加したことに伴う外注費の増加等により、販管費が予想を上回ったことに加え、円安の影響による仕入れ価格の上昇や、マーケットにおける価格競争の影響による利益率の低下等により、業績予想を下回る見込みとなりました。当社といたしましては、固定費も含めたコストの削減や、品質を維持した原価の引き下げに取り組む一方、引き続き主力業界の一つとして取り組んでいるスタジアムやアリーナといったスポーツ施設や商業施設などの大型案件を積極的に展開していくことに加え、件数が増大することで収益性も高まっていくサブスクリプション事業が当社の軸となるよう、承継した事業を中心に拡大展開を図り、新たなサブスクリプションモデルのソリューションを追加開発、展開していくことで、デジタルサイネージ業界No.1を実現するべく邁進してまいります。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在で入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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