福井銀、前期経常を76％下方修正

　福井銀行 <8362> [東証Ｐ] が4月28日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常損益を従来予想の29億円の黒字→7億円の黒字(前の期は7.5億円の赤字)に75.9％下方修正した。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の17億円→18億円(前の期は44.4億円)に5.9％上方修正し、減益率が61.7％減→59.5％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の0.4億円の赤字→22.4億円の赤字(前年同期は23.9億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　個別業績の経常利益につきましては、貸出金利息の増加や経費の減少などから上方修正するものです。また、連結業績の経常利益につきましては、連結子会社の株式会社福邦銀行において有価証券売却損など23億円の経常損失を見込むことから、下方修正するものです。　個別業績の当期純利益につきましては、経常利益の増加に加えて法人税等が減少することから、上方修正するものです。　詳細につきましては、2023年５月12日に予定しております決算発表時にお知らせいたします。　また、本日、福井銀行を親会社、福邦銀行を中核子会社とする企業集団「Fプロジェクト」に関する重要な取組みのリリースを別途行っております。※本資料に記載されている業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。