純水素型燃料電池 5 kWタイプのラインアップに新製品を追加

配信元:PR TIMES
投稿:2023/04/24 19:47

純水素型燃料電池「H2 KIBOU」(右側)
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(以下、パナソニック)は、高純度の水素と空気中の酸素との化学反応で発電する純水素型燃料電池の新製品を2023年6月1日に発売します。


パナソニックは、2021年10月1日に、5 kWの純水素型燃料電池「H2 KIBOU(※1)」を発売しました。
また、2022年4月15日より、純水素型燃料電池と太陽電池を組み合わせた自家発電で、パナソニックの滋賀県草津拠点内にある燃料電池工場の製造部門の全使用電力を100%再生可能エネルギー(※2)で賄うことができる「RE100ソリューション」実証施設「H2 KIBOU FIELD」を稼働し、燃料電池、太陽電池、蓄電池の3電池連携・制御による最適な電力需給運用に関する技術開発および検証を行っています。


「H2 KIBOU FIELD」での実証を進める中で、ご見学に来られる多くのお客様から、工場での導入促進にあたり、動力電源として三相三線の対応が必要とのご意見や、設置コストの低減を求める声をいただきました。


今回発売する新製品は、現行の5 kWの純水素型燃料電池をベースとし、ご要望の多い三相三線への対応を可能にしました。
また、プログラマブルロジックコントローラ(以下、PLC)を用いることで、最大250台までの純水素型燃料電池の連結を実現。高出力化により工場のRE100化などをサポートします。
加えて、熱処理を製品本体のラジエーターによる個々の処理から、熱回収装置でのまとめ処理に変更。排熱を工場で有効に利用することも可能です。これにより、大規模連結においてトータルでの設置費用の削減にも繋がり、工場等への導入が進むものと期待しています。


パナソニックでは、今後も現場のニーズにきめ細かく対応し、カーボンニュートラル社会に向けて推進していきます。さらに、グループが掲げる「Panasonic GREEN IMPACT」に基づき、再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、水素の本格活用という新たな選択肢の提案を通じて、脱炭素社会への実現に貢献していきます。


<特長>
1. 最大250台まで連結でき、お客様に合わせた発電量の設定が可能
2. 三相三線200 V、エネルギーマネジメントシステム(EMS)への対応が可能
3. 高発電効率を維持し、トータルコストダウンを実現


※1:H2 KIBOU および H2 KIBOUのロゴは、パナソニック株式会社の商標として登録されています。
パナソニック製 純水素型燃料電池には「H2 KIBOU」という愛称を継続使用していきます。
※2:環境価値証書の活用を含む再生可能エネルギーにて生成されたグリーン水素を活用することでRE100に対応可能、実証時は再エネ由来の水素を用いるものではありませんが、将来的には再エネ由来の水素を使用したRE100化を目指しています。


【お問い合わせ先】
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 電材&くらしエネルギー事業部
電話:06-6908-1131(代表 受付 9:00~17:30)


全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース]純水素型燃料電池 5 kWタイプのラインアップに新製品を追加(2023年4月24日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn230424-3


<関連情報>
・2021年10月1日 プレスリリース「純水素型燃料電池 5 kWタイプを発売」
https://news.panasonic.com/jp/press/jn211001-3
・2022年4月15日 プレスリリース「純水素型燃料電池を活用した実証施設「H2 KIBOU FIELD」稼働」
https://news.panasonic.com/jp/press/jn220415-1
配信元: PR TIMES

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