バリオ、前期最終を27%下方修正

配信元:株探
投稿:2023/04/10 15:00
 バリオセキュア <4494> [東証S] が4月10日大引け後(15:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。23年2月期の最終利益(非連結)を従来予想の5.2億円→3.8億円(前の期は7億円)に27.0%下方修正し、減益率が25.1%減→45.4%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の最終利益も従来予想の2.8億円→1.3億円(前年同期は2.6億円)に50.7%減額し、一転して48.3%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社は、販売代理店を通じて中小企業向け統合セキュリティ機器(UTM)であるVCR(Vario Communicate Router)を販売しておりますが、想定外の競合環境の激化により販売が低迷いたしました。このような状況を踏まえ、新たなサービスを付加した新モデルを投入して対策を講じてまいりましたが、販売の回復に至っておりません。これらの状況を受けて、仕入先との契約に関する最低購入保証に係る引当金の繰入額94百万円、VCRの棚卸資産評価損64百万円を計上することといたしました。 以上の結果、売上収益は2,634百万円、費用面については、引当金の繰入額及び評価損を計上したことから、営業利益581百万円、税引前利益542百万円、当期利益383百万円となる見込みです。 なお、VCRは一時課金型の売切り収益モデルであり、「インテグレーションサービス」に分類されます。ユーザーから定額の利用料を徴収する当社主力のリカーリングモデルである「マネージドセキュリティービス」については、堅調に推移しております。 なお、配当予想につきましては変更ございません。2023年2月期の期末配当金につきましては、公表のとおり、1株当たり40円50銭を実施する予定であります。※業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、最終の業績は今後さまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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