駅探、今期経常を一転34%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2023/03/30 16:30
 駅探 <3646> [東証G] が3月30日大引け後(16:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の1億8200万円→9300万円(前期は1億4000万円)に48.9%下方修正し、一転して33.6%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1億1700万円→2800万円(前年同期は7700万円)に76.1%減額し、一転して63.6%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社は、収益の柱であった乗換案内等の有料会員サービスが、無料サービスの台頭、乗換案内のコモディティ化の影響で減少傾向にあり、これを補い、更に今後の収益の柱となる事業の育成に取り組んできました。 しかしながら、2023年3月期通期連結業績については、モビリティサポート事業では、地域住民向けMaaSの実証実験等の法人向けサービスの受注が堅調に推移した一方で、チケットレス出張手配サービス「BTOnline」では、サプライヤーによるシステムの改修に伴うコストが想定より増加したこと、また新型コロナ感染症の影響により、旅行・お出かけニーズが未だ低調であることが関連事業に影響し、予想利益を下回る見通しとなりました。 また、前述したように新たな柱となる事業創出が急務である事業環境下、広告配信プラットフォーム事業の育成を進めてまいりましたが、2021年11月にサービスを開始しましたバーティカルメディア「駅探PICKS」における検索結果エンジンのアルゴリズム変更の対応等による収益化の遅れ、株式会社サークアの改正薬機法対応等の基盤整備を優先したことによる新事業への取り組みの遅延が影響し、当初予想の売上高、利益を下回る見通しとなりました。 その結果、売上高、営業利益以下の各段階利益ともに前回発表予想を下回る見込みであることから、2023年3月期の通期業績予想を修正いたします。今後は、これまで以上に、新事業の立ち上げを推進し、収益を拡大していく所存です。  なお、2023年3月期末の配当につきましては、2022年5月11日に公表いたしました1株当たり14円から変更ありません。※上記に記載した予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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