放電精密、前期最終を赤字拡大に下方修正

配信元:株探
投稿:2023/03/16 16:00
 放電精密加工研究所 <6469> [東証S] が3月16日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年2月期の連結最終損益を従来予想の2.4億円の赤字→13.5億円の赤字(前の期は14.1億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結最終損益も従来予想の2.1億円の赤字→13.3億円の赤字(前年同期は12.3億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2023年2月期通期の売上高と営業利益につきましては、2022年10月4日に公表いたしました予想に対し437百万円の減収、180 百万円の減益見通しであります。売上高の内訳は、放電加工・表面処理事業では、航空機エンジン部品の新規アイテムの量産が遅延したことなどに加え、産業用ガスタービン部品の生産量が想定を下回り304百万円の減収、金型事業では、住宅関連の受注が想定を下回り36百万円の減収、機械装置等事業では、デジタルサーボプレス機の販売に至らなかったことなどから96百万円の減収であります。営業利益の内訳は、放電加工・表面処理事業では、減収によるものの他に産業用ガスタービンの一部アイテムの製造費用が増加したことにより308百万円の減益、機械装置等事業では6百万円の減益、金型事業では、販売価格の是正や合理化推進などの効果により53百万円の増益、全社費用の80百万円の経費圧縮があるものの、全体では減益となる見通しです。また、上記のとおり、繰延税金資産の取崩しを行う見込みであることから、親会社株主に帰属する当期純損失が1,112百万円の減益となる見通しです。なお、2023年2月期の年間配当予想につきましては、配当予想に変更はありません。※業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき、当社において判断したものであり、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。開示すべき重要な事項が発生した場合には速やかにお知らせいたします。
配信元: 株探

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