◆ “大きな節目”を突破も… - “136円半ば”へ反落
前日の上院に続き、下院で行われた昨日の「パウエル議会証言」でも、発言内容に大きな差はありませんでした。
ただ『利上げペースについて何も決定していない』を強調したこともあり、前日とは一転して“ポジション調整(巻き戻し)”が目立ちました。
こうして“200日移動平均線&昨年12月20日高値(137.45円水準)”を突破し、“137.907円”へと一時駆け上がったドル円でしたが、NYタイム中盤には“136.467円”へと押し戻されています。
もっとも「米利上げ長期化」への思惑が払拭されたわけではありませんので、“下値の堅さ”は何ら変わっておりません。
このためすぐさま“買い拾い”が入るなど、“下値はしっかり”を地で往く動きを続けているのが実状といえます。
◆ “下値は堅い”は変わらないが…?
「日銀金融政策決定会合」「米雇用統計」を控えるスケジュール感ですので、本日は“動きづらい(膠着)”と見るのが自然です。
ただ「3月0.50%利上げ」に関して、短期金融市場ではすでに“約80%”の可能性を織り込んでしまっています。
そうなると“さらなるドル買い”は想定しづらく、逆に“利益確定売り”がもう一段進む可能性も…?
前記“動きづらい(膠着)”が基本であり、「米利上げ長期化」への思惑から“下値も堅い”のでしょうが、幾分ですが目先は“上値の重さ”を意識したいところです。
もちろん予断を持つことなく、臨機応変な対応で神経質なマーケットと対峙するのが前提ですが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
139.890(22/11/30高値)
139.589(22/10/21~23/1/16の50%戻し、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
139.476(ピボットハイブレイクアウト)
139.000(大台)
138.691(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:138.590(+2σ)
上値4:138.180(22/12/15高値)
上値3:138.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:137.907(3/8高値)
上値1:137.476(200日移動平均線)
前営業日終値:137.380
下値1:137.000(大台)
下値2:136.791(+1σ)
下値3:136.577(日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値4:136.467(3/8安値、2/24~3/8の38.2%押し水準)
下値5:136.339(3/6~3/8の61.8%押し)
136.134(100日移動平均線)
135.977(2/24~3/8の50%押し、大台)
135.811(ピボット2ndサポート)
135.539(3/7安値、20週移動平均線、2/24~3/8の61.8%押し)
135.370(3/6安値、50週移動平均線)
135.246(3/1安値)
135.165(20日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
135.000(大台)
134.814(2/10~3/8の38.2%押し、週足・一目均衡表先行スパン上限)
《10:50》
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