日ダイナミク、今期経常を10%上方修正・4期ぶり最高益、配当も6円増額

配信元:株探
投稿:2023/03/01 15:00
 日本コンピュータ・ダイナミクス <4783> [東証S] が3月1日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の10.3億円→11.3億円(前期は9.5億円)に9.7%上方修正し、増益率が7.7%増→18.2%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5億円→6億円(前年同期は5.3億円)に19.7%増額し、一転して13.0%増益計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の14円→20円(前期は14円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  IT関連事業において、既存顧客の新領域の案件獲得等が想定以上に伸長しました。また、パーキングシステム事業において鉄道および商業施設利用が改善したことに加え、料金改定の効果も寄与し、駐輪場利用料収入が大幅に増加しました。これらの結果、通期の売上高は、前回予想を上回る見込みとなりました。 また、営業利益、経常利益につきましても、増収の効果に加え、自営駐輪場の採算性が改善したことなどにより、前回予想値を上回る見込みであるため、通期予想を修正いたします。

  当社グループは、2021年3月期からの3ヵ年計画である中期経営計画「Vision2023」をスタートし、その基本方針として掲げた「ストックとフローの連携強化による更なる付加価値の向上」に努めてまいりました。 最終年度の当期業績につきましては、新型コロナウイルス感染症によるテレワークの定着、半導体不足による機器調達の制約など、主にパーキングシステム事業において厳しい事業環境のなか見通しの難しい状況が続いたものの、中期経営計画の経営戦略や事業の構造改革に尽力した結果、売上および利益において計画を上回る見込みとなりました。 当社では企業体質の強化と積極的な事業展開に備えて内部留保に努めるとともに、安定的な配当を維持することを基本方針としております。2023年3月期の期末配当におきましては、上記の業績予想と財務状況などを総合的に勘案した結果、前回予想の1株当たり7円から6円増配して13円に修正いたします。これにより、修正後の1株当たり年間配当金は、実施済みの中間配当金7円と合わせ、1株当たり20円となる予定です。(注)上記業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したもので、実際の業績は今後さまざまな要因によって予想値と異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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