◆ まだ“膠着”は続いている… - “135円”前後での揺れ動き
東京市場休場となった昨日も“様子見ムード”が蔓延しました。
「FOMC議事要旨(21日)」でインフレ見通しが“上方修正”されたこともあり、「米利上げ長期化」への思惑は根強いものがあります。
このため“ドル買い”は先行する場面が見られましたが、一方で持続的に“押し上げる”ほどの勢いは見られませんでした。
このためドル円は“135.354円”へとわずかに上値を伸ばしたものの、再び“134円台”へと押し戻されて、昨日の取引を終えています。
◆ ただし“円買いリスク”は一つ剥落…? - 植田候補の所信聴取
こうした中、本日の注目は「植田新総裁候補の所信聴取」といえます。
ただし本稿執筆時にはすでに“終盤”に差し掛かっている中、マーケットが期待する「金融政策変更」を匂わす発言は見られておりません。
逆に「安全運転(現金融政策を支持)」的な発言が多く、“サプライズ”は皆無というのが実状といえます。
ほぼ“無風通過”といえる中、ドル円は“上値が重いが、下値も堅い”を継続している印象が強いです。
◆ 基本はまだ“容易ではない”だが…!?
本日は週末に当たりますので、“大きな動意”は期待薄と見るのが自然です。
ただFRBが注目する「PCEコア・デフレータ」に加えて、本日は「ジェファーソン&ウォラーFRB理事発言」も予定されています。
いつ「金利選好フロー」が台頭しないとも限らず、そして台頭するとすれば“ドル買い”となる可能性が高い…?
“(上値追いは)容易ではない”そのものはまだ変わっていないと考えますが、そろそろ“上振れ時期”に接近してきたのかもしれませんね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
136.904(日足・一目均衡表先行スパン上限)
136.671(22/10/21~23/1/16の38.2%戻し)
136.546(20週移動平均線)
136.405(+2σ)
上値5:136.000(大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:135.705(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:135.354(2/23高値)
上値2:135.202(ピボット1stレジスタンス)
上値1:135.000(大台)
前営業日終値:134.698(50週移動平均線)
下値1:134.499(2/23安値)
下値2:134.360(2/22安値、+1σ、ピボット1stサポート)
下値3:134.144(2/21安値)
下値4:134.000(大台、ピボット2ndサポート)
下値5:133.915(2/17-20安値、2/10~2/21の23.6%押し)
133.617(2/16安値)
133.430(日足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)
133.236(2/10~2/23の38.2%押し)
133.000(大台)
132.530(2/15安値、2/10~2/23の50%押し)
《11:30》
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