ハイパー、前期経常を一転赤字に下方修正、配当も2円減額

配信元:株探
投稿:2023/02/13 17:00
 ハイパー <3054> [東証P] が2月13日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。22年12月期の連結経常損益を従来予想の700万円の黒字→4100万円の赤字(前の期は3600万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の6200万円の赤字→1億1000万円の赤字(前年同期は6600万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

 業績悪化に伴い、前期の年間配当を従来計画の9円→7円(前の期は9円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 今期の当社グループの状況につきましては、アスクルエージェント事業や子会社の業績は概ね順調に推移いたしました。アスクルエージェント事業においては、日用品、衛生用品などの販売が好調に推移、生活消耗品の需要の高まりもあり、売上、利益は堅調に推移いたしました。一方で、主力のITサービス事業においては国内景気の先行き不透明感から新規顧客向け活動の回復に遅れが見られることに加え、国際的な物流の停滞などもあり、サーバーおよびネットワーク機器の部材不足は継続し、供給は引き続き不安定な状況が続きました。また、急激な円安による調達価格の上昇分を販売価格に転嫁せざるを得ない状況などもあり、顧客の購買行動に抑制傾向が強まったことで、売上、利益が大きく減少いたしました。また、当期純利益については固定資産の減損を計上したことにより大幅に減少いたしました。その結果、売上及び利益が当初予想を大きく下回る見通しです。以上の理由により、業績予想数値を上記のとおり修正いたします。

 当社は、株主の皆様への利益還元の充実を重要な政策の一つと認識し、安定配当の継続を基本方針として、業績の推移などを勘案して実施することとしております。中間配当では1株当たり4.5円で決定しましたが、今回の連結業績予想の修正を踏まえ、期末配当予想は1株当たり2.5円とさせていただく予定です。これにより第2四半期末の4.5円と合わせて1株当たり年間配当金は7円になる見込みです。
配信元: 株探

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