朝日ラバー、今期経常を24％下方修正

　朝日ラバー <5162> [東証Ｓ] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.1％減の2億1800万円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の2億5100万円→1億9000万円(前期は3億1300万円)に24.3％下方修正し、減益率が19.8％減→39.3％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1億0800万円→4700万円(前年同期は1億3500万円)に56.5％減額し、減益率が20.0％減→65.2％減に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比11.8％減の7500万円に減り、売上営業利益率は前年同期の5.0％→4.1％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結及び個別の業績予測について、売上につきましては、医療・衛生用ゴム事業の販売は前回予測を上回る見込みですが、工業用ゴム事業における車載用ゴム製品のASA COLOR LEDの受注がコロナウイルス感染症拡大に伴う世界的な半導体等の需給影響を受け受注が減少し、前回予想を下回る見込みであります。　利益指標についても、売上減少の影響により、連結及び個別とも前回予想を下回る見込みであります。　（注）上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて判断したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。