*13:58JST 三洋化成工業---3Qは2ケタ増収、全セグメントの売上高が順調に推移
三洋化成工業<4471>は9日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.0%増の1,341.83億円、営業利益が同30.7%減の66.56億円、経常利益が同21.8%減の88.99億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同16.2%減の62.84億円となった。
生活・健康産業関連分野の売上高は前年同期比8.3%増の445.44億円、営業利益は高吸水性樹脂の販売量の減少などにより同77.5%減の3.47億円となった。ポリエチレングリコールが中国・上海市でのロックダウンの影響により需要が減少したが、ヘアケア製品用界面活性剤が売り上げを伸ばし、また製紙関連薬剤が堅調であったことにより、売上高は好調に推移した。健康産業関連分野は、高吸水性樹脂が主に中国市場で落ち込んだものの全拠点で原料価格高騰による価格改定を行い、売上高は微増となった。
石油・輸送機産業関連分野の売上高は同16.9%増の364.44億円、営業利益は同21.9%減の23.85億円となった。自動車シートなどに使われるポリウレタンフォーム用原料、自動車内装表皮材用ウレタンビーズおよび潤滑油添加剤が自動車減産により需要が減少したものの、原料価格高騰による価格改定により売上高は大幅に増加した。
プラスチック・繊維産業関連分野の売上高は同10.3%増の214.93億円、営業利益は同25.1%減の22.77億円となった。主力の永久帯電防止剤が低調だったが、塗料コーティング用薬剤・添加剤が海外向けに売り上げを伸ばし、好調に推移した。繊維産業関連分野は、炭素繊維用薬剤が順調に売り上げを伸ばし、また合成皮革・弾性繊維用ウレタン樹脂の販売も好調に推移し、売上高は大幅に増加した。
情報・電気電子産業関連分野の売上高は同13.6%増の173.14億円、営業利益は同6.1%減の17.83億円となった。コロナ禍で落ち込んだオフィスでの印刷需要が回復し、重合トナー用ポリエステルビーズの原料、粉砕トナー用バインダーの販売がともに好調に推移したため、売上高は大幅に増加した。電気電子産業関連分野は、半導体市場の減速に伴い、汎用レジスト用材料の需要は減少したが、先端レジスト用材料の感光材が売り上げを伸ばし、またアルミ電解コンデンサ用電解液も大幅に売り上げが増加し、売上高は好調に推移した。
環境・住設産業関連分野他の売上高は同4.0%増の143.88億円、営業利益は同19.6%減の10.04億円となった。環境産業関連分野は、海外向け高分子凝集剤用のカチオンモノマーが売り上げを伸ばし、売上高は大幅に増加した。住設産業関連分野は、家具・断熱材などに用いられるポリウレタンフォーム用原料の販売が巣ごもり需要の一巡により低調だったが、建築シーラント用原料が原料価格高騰による価格改定により売上高は大幅に増加し、全体では横ばいとなった。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.2%増の1,840.00億円、営業利益が同7.3%減の110.00億円、経常利益が同5.7%増の135.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同34.3%増の90.00億円とする9月29日に修正した連結業績予想を据え置いている。
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生活・健康産業関連分野の売上高は前年同期比8.3%増の445.44億円、営業利益は高吸水性樹脂の販売量の減少などにより同77.5%減の3.47億円となった。ポリエチレングリコールが中国・上海市でのロックダウンの影響により需要が減少したが、ヘアケア製品用界面活性剤が売り上げを伸ばし、また製紙関連薬剤が堅調であったことにより、売上高は好調に推移した。健康産業関連分野は、高吸水性樹脂が主に中国市場で落ち込んだものの全拠点で原料価格高騰による価格改定を行い、売上高は微増となった。
石油・輸送機産業関連分野の売上高は同16.9%増の364.44億円、営業利益は同21.9%減の23.85億円となった。自動車シートなどに使われるポリウレタンフォーム用原料、自動車内装表皮材用ウレタンビーズおよび潤滑油添加剤が自動車減産により需要が減少したものの、原料価格高騰による価格改定により売上高は大幅に増加した。
プラスチック・繊維産業関連分野の売上高は同10.3%増の214.93億円、営業利益は同25.1%減の22.77億円となった。主力の永久帯電防止剤が低調だったが、塗料コーティング用薬剤・添加剤が海外向けに売り上げを伸ばし、好調に推移した。繊維産業関連分野は、炭素繊維用薬剤が順調に売り上げを伸ばし、また合成皮革・弾性繊維用ウレタン樹脂の販売も好調に推移し、売上高は大幅に増加した。
情報・電気電子産業関連分野の売上高は同13.6%増の173.14億円、営業利益は同6.1%減の17.83億円となった。コロナ禍で落ち込んだオフィスでの印刷需要が回復し、重合トナー用ポリエステルビーズの原料、粉砕トナー用バインダーの販売がともに好調に推移したため、売上高は大幅に増加した。電気電子産業関連分野は、半導体市場の減速に伴い、汎用レジスト用材料の需要は減少したが、先端レジスト用材料の感光材が売り上げを伸ばし、またアルミ電解コンデンサ用電解液も大幅に売り上げが増加し、売上高は好調に推移した。
環境・住設産業関連分野他の売上高は同4.0%増の143.88億円、営業利益は同19.6%減の10.04億円となった。環境産業関連分野は、海外向け高分子凝集剤用のカチオンモノマーが売り上げを伸ばし、売上高は大幅に増加した。住設産業関連分野は、家具・断熱材などに用いられるポリウレタンフォーム用原料の販売が巣ごもり需要の一巡により低調だったが、建築シーラント用原料が原料価格高騰による価格改定により売上高は大幅に増加し、全体では横ばいとなった。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.2%増の1,840.00億円、営業利益が同7.3%減の110.00億円、経常利益が同5.7%増の135.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同34.3%増の90.00億円とする9月29日に修正した連結業績予想を据え置いている。
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