参天薬、今期最終を赤字拡大に下方修正

　参天製薬 <4536> [東証Ｐ] が2月7日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は160億円の赤字(前年同期は193億円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の55億円の赤字→155億円の赤字(前期は272億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の165億円→65.4億円(前年同期は129億円)に60.5％減額し、一転して49.3％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比18.5％増の59.7億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の11.3％→12.5％に上昇した。

株探ニュース