■今後の見通し
1. 2023年9月期の業績見通し
APAMAN<8889>の2023年9月期の連結業績は、売上高で前期比1.7%増の45,700百万円、営業利益で同0.4%増の1,900百万円、経常利益で同8.4%減の1,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同14.4%増の300百万円となる見通し。売上高についてはPlatform事業、Technology事業で着実な増加を目指す。利益面では、「次世代AOS」の稼働開始に伴い減価償却費等が前期比2億円ほど増加するものの、DX推進による業務効率の向上や増収効果でカバーする。前期は営業投資有価証券評価損2億円ほどを計上していることも考えれば営業利益の計画は保守的な印象を受けるが、同社は増益の確保を必達目標として考えているようだ。
経常利益が減益見込みとなっているのは、前期に計上した為替差益295百万円を見込んでいないためである。持分法投資損益も変動要因となるが、システムソフトについては2023年9月期も減益計画(親会社株主に帰属する当期純利益で前期比45.3%減の110百万円)となっている。アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは2023年3月期下期に黒字転換する計画であるが、損失が続いたことから保守的に計画に織り込んでいるものと見られる。親会社株主に帰属する当期純利益が増益に転じるのは、特別損失が減少する見込みとなっていることが主因だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<NS>
1. 2023年9月期の業績見通し
APAMAN<8889>の2023年9月期の連結業績は、売上高で前期比1.7%増の45,700百万円、営業利益で同0.4%増の1,900百万円、経常利益で同8.4%減の1,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同14.4%増の300百万円となる見通し。売上高についてはPlatform事業、Technology事業で着実な増加を目指す。利益面では、「次世代AOS」の稼働開始に伴い減価償却費等が前期比2億円ほど増加するものの、DX推進による業務効率の向上や増収効果でカバーする。前期は営業投資有価証券評価損2億円ほどを計上していることも考えれば営業利益の計画は保守的な印象を受けるが、同社は増益の確保を必達目標として考えているようだ。
経常利益が減益見込みとなっているのは、前期に計上した為替差益295百万円を見込んでいないためである。持分法投資損益も変動要因となるが、システムソフトについては2023年9月期も減益計画(親会社株主に帰属する当期純利益で前期比45.3%減の110百万円)となっている。アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは2023年3月期下期に黒字転換する計画であるが、損失が続いたことから保守的に計画に織り込んでいるものと見られる。親会社株主に帰属する当期純利益が増益に転じるのは、特別損失が減少する見込みとなっていることが主因だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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