◆ サプライズ - 日銀会合
まさかまさかのサプライズ…!!!
注目の「日銀金融政策決定会合」では、“長期金利の許容変動幅拡大(0.25%→0.50%)”が示されました。
“事実上の利上げ”とされるこの決定には、筆者を含め、たかを括っていたマーケットにかなりの衝撃を与えました。
もう一つの注目である「黒田日銀総裁の記者会見」では、『必要があれば躊躇なく追加緩和を行う』『今回の変更は利上げでも、出口戦略への一歩でもない』と強調されましたが、マーケットは“ストップロスの嵐”に苛まれました。
こうして“137円半ば”で推移していたドル円は、NYタイム中盤には“130.554円”へと急落しています。
◆ “決定内容”は大したことないが…?
昨日の発表は“決定内容”そのものというよりは、“タイミング”的なサプライズという意味合いが強いです。
なぜこのタイミングで…?
ただ“ストップロスの嵐”が発生したのは事実を踏まえると、この流れに沿ったポジショニング・戦略を取らないといけないのが実状といえます。
◆ ただ“大きな歪み”は否めない…!?
テクニカル的に見て、次なる大きな下値メドは“8/2安値(130.391円)”です。
この手前で下げ止まった昨日の状況を踏まえると、少なくとも一旦は“巻き戻し(反発)”と見るのが妥当な局面といえますが、ただ終値ベースでの下落幅は“5.211円”、日中の変動幅は“6.914円”に達しています。
需給面に“大きな歪み”が生じていると見るのが妥当な状況下、決めつけは禁物…。
基本的には“下値の堅さ”を想定しつつも、“波乱含み”を想定せざるを得ないところがあります。
「本邦10年債利回りの行方」を睨みつつ、「前記ラインで下げ止まれるか?」を見極めながら、不安定なマーケットと対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
135.799(200日移動平均線)
135.267(12/15~12/20の61.8%戻し)
135.008(11/22~12/20の38.2%戻し、大台)
134.547(-1σ)
134.367(12/15~12/20の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値5:134.000(大台)
上値4:133.467(12/15~12/20の38.2%戻し)
上値3:133.000(大台)
上値2:132.427(-2σ)
上値1:132.000(大台)
前営業日終値:131.706(50週移動平均線)
下値1:131.000(大台)
下値2:130.554(12/20安値)
下値3:130.391(8/2安値)
下値4:130.000(大台)
下値5:129.676(6/3安値)
129.495(6/2安値)
129.000(大台)、ピボット1stサポート)
128.639(6/1安値)
128.456(週足・一目均衡表先行スパン上限)
《11:00》
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