日ダイナミク Research Memo(6):2023年3月期第2四半期累計は大幅増収増益で着地

配信元:フィスコ
投稿:2022/12/19 15:26
■業績動向

1. 2023年3月期第2四半期累計連結業績の概要
日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>の2023年3月期第2四半期累計の連結業績は売上高が前年同期比15.4%増の10,672百万円、営業利益が同24.9%増の513百万円、経常利益が同24.7%増の523百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同20.2%増の324百万円だった。大幅増収増益で着地した。

売上面では、IT関連事業(システム開発事業、サポート&サービス事業)がDX需要を背景として引き続き好調に推移し、パーキングシステム事業は行動制限の緩和に伴って駐輪場利用料収入を中心に売上高が回復基調となった。営業利益は、システム開発事業とサポート&サービス事業が人件費等の先行投資(賞与引当方法変更に伴う影響を含む)の影響で小幅減益だったが、パーキングシステム事業が増収効果等で回復基調となり、全体として大幅営業増益だった。全社ベースの売上総利益は増収効果や生産性向上効果等で前年同期比18.4%増加し、売上総利益率は前年同期から0.4ポイント上昇して17.0%となった。販管費は人的資本への投資やDX関連の投資などで同16.0%増加し、販管費比率は0.1ポイント上昇して12.2%となった。この結果、営業利益率は0.4ポイント上昇して4.8%となった。なお特別損失として退職給付制度移行損失等59百万円を計上した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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