◆ ストップロスを絡めながら… - “138円台”回復
前日のFOMCで示された「米利上げ長期化」への思惑は、債券・株式・為替市場で“異なる捉えられ方”をしています。
このため米10年債利回りは“緩やかに低下(→3.42%)”したものの、ドル円は“吹き上がって(→138.180円)”います。
もっとも“方向感定まらず”から脱却できたとはいい難く、その後は“値を落として(→137円半ば)”いるのが実状といえます。
◆ ただ“金利選好→円売り”は鈍りがち…?
FRBのみならず、昨日のECB/BOEも「インフレ抑止を優先」との意向を示しました。
このため「大規模緩和の継続」が想定される日銀との温度差は、引き続き顕著のままと見られるところです。
このため来週の日銀会合(19-20日)に向けて、“金利選好→円売り”が意識されやすいのは事実といえます。
ただ直近はこの“金利選好→円売り”が目立っておらず、影を潜めつつあるのもまた事実です。
これをどう解釈するかですが、すでに「景況感」へとテーマが移行した可能性はゼロではありません。
しかし普通に考えれば、「クリスマス・年末を控えた特殊要因」と見るのが自然です。
そうなると“ポジション調整主体”と見るのが妥当ということになりますので、“金利選好→円売り”が先行するといった展開はちょっと…?
「日米金利格差」というのは厳然と維持されているのは事実ですが、ここからは“上値の重さ”を意識すべきかもしれませんね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
140.097(日足・一目均衡表基準線)
140.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
139.890(11/30高値)
139.804(+1σ)
上値5:139.408(11/30~12/2の76.4%戻し)
上値4:139.000(大台)
上値3:138.928(11/22~12/2の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:138.180(12/15高値)
上値1:138.000(大台)
前営業日終値:137.797
下値1:137.688(20日移動平均線)
下値2:137.311(12/14~12/15の23.6%押し)
下値3:137.000(大台)
下値4:136.773(12/14~12/15の38.2%押し)
下値5:136.339(12/14~12/15の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
136.000(大台、ピボット1stサポート)
135.905(12/14~12/15の61.8%押し)
135.829(-1σ)
135.577(200日移動平均線)
《10:40》
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