◆ またしても“上を下へ”と…
やはり“方向感定まらず”…。
しかしながら“膠着”ではなく、上を下への“(揺れ動き)”…。
昨日は「利上げの長期化(いわゆるターミナルレート)」への意識が上回り、まずは“ドル買い”が先行しました。
しかしながら「世界的な景気悪化(失速)」への思惑がにわかに台頭したことで、次第に“米利回り低下→ドル売り”へと転換していきました。
こうして欧州タイムに向けて“137.861円”へと上昇したドル円は、NYタイム終盤には“136.216円”へと押し下げられていきました。
◆ まだまだ思惑は“揺れ動く”…?
「米12月利上げ」の確率は、短期金融市場では“0.75%:約20% VS 0.50%:約80%”が継続しており、まだ既定路線と呼べるほどには深化しておりません。
このため思惑は“揺れ動き”やすく、それでいて“一方向へ動意”は限定されているのが実状といえます。
そして本日も「主だった米経済指標が不在(新規失業保険申請件数はありますが…)」という状況になります。
です。
そうなると“決定打はない”と見るのが自然であり、「米利上げペース鈍化 VS 利上げ長期化」は残り続けると見るのが妥当ということになります。
◆ 「“136円”を巡る攻防戦」が基本だが…!?
オーダー状況を見ると、“136円ライン”は「まとまった規模のドル買いオーダー VS ストップロスのドル売りオーダー」が背中合わせで配置されていると聞き及びます。
割り込めば“200日移動平均線(本日は134.950円)”を窺う可能性が高まる反面、そうでなければ…?
“方向感定まらず”を基本にしつつも、本日は“幾分買い戻し優勢”と見るのが妥当なところかもしれませんね。
もちろん油断は禁物、神経質な展開を強いられることに変わりはありませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
138.927(11/22~12/2の61.8%戻し)
138.568(20日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
138.083(12/1高値、大台)
上値5:137.861(12/7高値、11/22~12/2の50%戻し)
上値4:137.567(ピボット1stレジスタンス)
上値3:137.233(12/7高値後の61.8%戻し)
上値2:137.039(12/7高値後の50%戻し、大台)
上値1:136.751(日足・一目均衡表転換線、-1σ)
前営業日終値:136.597
下値1:136.216(12/7安値、12/2~12/7の38.2%押し水準)
下値2:135.960(12/6安値、大台、ピボット1stサポート)
下値3:135.737(12/2~12/7の50%押し)
下値4:135.294(12/2~12/7の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
下値5:134.950(200日移動平均線、大台)
134.751(-2σ)
134.277(ピボットローブレイクアウト)
134.133(12/5安値)
134.000(大台)
133.612(12/2安値)
《10:40》
最新人気記事
-
「好配当」が8位、不安定な相場環境で根強い人気<注目テーマ> 09/18 12:20
-
三菱UFJなど銀行株は後場上げ幅拡大、日銀政策現状維持も大型株への... 09/20 13:13
-
来週の株式相場に向けて=自民党総裁選を経て株価は本格回復へ突き進むか 09/20 17:36
-
「水素」が17位にランク、トヨタなどが関連分野に特化したファンドに... 09/19 12:20
-
明日の株式相場に向けて=投資家心理を餌にするAIアルゴの衝撃波 09/19 17:00
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 02:01
-
今日 02:00
-
今日 01:30
-
今日 01:23