◆ 「パウエル講演」は“下振れ”… - “137円台”へ
見誤った…。
注目の「パウエルFRB議長講演」では、主に以下のことが示されました。
『12月FOMCで利上げ幅を縮小する可能性ある』
『利上げペースより最終的な着地点(ターミナルレート)が遙かに重要』
『着地点は当初想定よりも高い』
いずれも従来通りの見解ですが、FOMC議事要旨で示されていた「利上げペース鈍化」への思惑に“具体的な時期”が示されました。
これが“ハト派寄り”と捉えられ、予想以上に“ドル売り”が顕著となっていきました。
米10年債利回りは“急低下(→3.59%)”を見せる中、ドル円も“急落(139.890円→137.650円)”となり、本日に入って“137円割れ”へと誘われています。
◆ テクニカル的には“さらなる下値追い”だが…?
こうなってしまうとテクニカル的には、“下放れた”といわざるを得ません。
特に主だった下値メドが“135.814円(8/23安値)-135.725円(8/19安値)”や“8/2~10/21日の76.4%押し(135.479円)”くらいしか見当たらないため、“もう一段の下値追い”を想定せざるを得ないのが実状といえます。
ただ米2年債利回りが“4%超(本稿執筆時は4.31%)”を維持しているだけに、“拙速的な下値追い”は慎重にならざるを得ない…?
そして従来通りの“タカ派寄り”を織り交ぜている現状を踏まえれば…?
本日予定される「ISM製造業景況指数」「PCEコア・デフレータ」が揃って弱くなれば話は別ですが、自ずと“下値は限定される”と見ておくべきかもしれません。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
141.607(11/23高値、ピボットハイブレイクアウト)
141.205(100日移動平均線、週足・一目均衡表基準線)
140.941(20週移動平均線、大台)
140.878(20日移動平均線)
140.784(ピボット2ndレジスタンス)
140.409(11/22~11/28の61.8%戻し)
140.000(大台)
139.852(11/22~11/28の50%戻し)
139.592(11/25高値)
139.413(11/28高値、ピボット1stレジスタンス)
上値5:139.349(11/29高値、日足・一目均衡表転換線)
上値4:139.000(大台)
上値3:139.890(11/30高値)
上値2:138.592(11/30高値後の61.8%戻し)
上値1:138.191(11/30高値後の50%戻し)
前営業日終値:138.092(大台)
下値1:137.860(-1σ)
下値2:137.650(11/30安値)
下値3:137.490(11/28安値)
下値4:137.190(ピボット1stサポート)
下値5:137.000(大台)
136.304(ピボット2ndサポート)
136.171(8/24安値、8/26安値)
136.000(大台)
135.814(8/23安値)
135.725(8/19安値)
135.577(8/8高値)
135.479(8/2~10/21日の76.4%押し)
135.000(大台、ピボットローブレイクアウト)
《10:25》
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