トレードで失敗する最大の要因は○○【西村剛】

パフォーマンス向上のために必要なのは・・・

日本株が28000円を挟んで一進一退の展開となっています。
10日に発表された米CPIによりインフレ後退期待が高まり、日本株、米国株ともに上昇したものの、やや息切れ状態かもしれません。このような一進一退の相場で注意しておかなくてはいけないことがあります。
それは・・・【往復ビンタを喰らう】ことです。
株価が上昇すると、｢買わなきゃ！｣と慌てて買ったところが天井となり、逆に株価が下落すると｢売らなきゃ！｣と慌てて売ったところが底になる
本当によくあることなのですが、この往復ビンタを避けることが長期的に見て株式投資のパフォーマンスを向上させるポイントでしょう。このような往復ビンタを避けるためにやっておかなくてはいけないことがあります。
それは・・・
【感情に任せてトレードしない】
ということです。目先の株価の値動きにつられて感情でトレードしてしまうとどうしても失敗します。そういった失敗を避けるためには・・・
【根拠に基づいてトレードする】
ことが大切です。
システムトレーダーならばだれもが検証し、統計的に有利なポイントだけでトレードするように、裁量でトレードする場合も・・・
【なぜその銘柄を買ったのか】
という根拠を明確にしておくのです。その根拠が崩れたときに売り、根拠が正しい場合にのみ保有するというふうに漠然でかまわないので根拠（ルール）を持っておけば目先の株価の動きにハラハラドキドキすることも少なくなるはずです。
もしあなたが、目先の株価でハラハラドキドキするのであれば、感情に任せてトレードしているのかもしれません。【感情】ではなく【根拠】に基づいたトレードをするように心掛けましょう。