フォーライフ、今期経常を一転30%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2022/11/10 16:00
 フォーライフ <3477> [東証G] が11月10日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比42.5%減の1億8700万円に落ち込み、従来の13.8%増益予想から一転して減益で着地。
 併せて、通期の同利益を従来予想の8億円→5億円(前期は7億1200万円)に37.5%下方修正し、一転して29.8%減益見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益は前年同期比19.1%減の3億1300万円に減る計算になる。

 業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の37円→31.5円(前期は1→2の株式分割前で48円)に減額修正した。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の経常利益は前年同期比43.1%減の7400万円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の5.3%→2.5%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2023年3月期第2四半期累計期間の業績につきましては、分譲戸建住宅の販売棟数が計画数を下回ったことから売上高は前回予想を下回りました。また、土地原価の上昇、資材価格の高騰が利益圧迫要因となり、各段階利益も前回予想を下回る結果となりました。通期業績予想につきましては、建築資材全般の価格の上昇、外注費への波及などが生じており、当初想定を上回る原価率水準が一定程度継続することが見込まれることから、上記のとおり前回発表予想を修正いたします。引き続き、販売価格の適正化や適切な在庫コントロールによる販売管理強化と、主要仕入先企業との仕入価格交渉や代替品の調達等による原価率低減に努め、業績改善を図ってまいります。

 当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題のひとつとして位置づけ、企業価値の増大に向け積極的に事業の成長に向けた投資や新たな事業領域への参入等を行うとともに、業績に応じた成果を株主の皆様に配分することを基本方針とし、配当性向20%を目途として安定的な配当の継続に努めております。当期におきましては、上記の通期業績予想の修正も踏まえ、中間配当は前回予想の20円から15円とさせていただくことを決定し、期末配当予想につきましては、前回予想の1株当たり17円から16.5円に修正いたします。これにより当期の年間配当は、1株につき24円(2022年10月1日付株式分割後換算)となります。
配信元: 株探

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