綜研化学、今期経常を20%下方修正

配信元:株探
投稿:2022/11/04 15:00
 綜研化学 <4972> [東証S] が11月4日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.0%減の14.5億円となった。
 併せて、通期の同利益を従来予想の35億円→28億円(前期は27.4億円)に20.0%下方修正し、増益率が27.6%増→2.0%増に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比6.7%増の13.4億円に伸びる計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比37.7%減の3.6億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の6.2%→3.3%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2023年3月期通期の業績予想につきましては、液晶ディスプレイ関連分野における急激な生産調整の影響を受けて、粘着剤をはじめとするケミカルズの販売が想定を下回るものと見ており、円安に伴う中国子会社売上高の為替換算額の増加を見込むものの、売上高は前回予想を下回る見通しです。 利益面につきましても、原材料価格の上昇に対する価格転嫁やコスト削減、円安効果などによる増益を見込むものの、販売数量の減少による減益をカバーするには至らず、前回予想を大幅に下回る見通しです。(注)当資料に記載している業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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