ジャックス、上期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も15円増額

配信元:株探
投稿:2022/11/01 11:30
 ジャックス <8584> [東証P] が11月1日昼(11:30)に業績・配当修正を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の143億円→164億円(前年同期は140億円)に14.7%上方修正し、増益率が1.9%増→16.8%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の290億円→305億円(前期は267億円)に5.2%上方修正し、増益率が8.3%増→13.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 同時に、今期の上期配当を従来計画の85円→95円に増額し、下期配当も従来計画の85円→90円に増額修正した。年間配当は185円(前期は160円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  第2四半期累計期間の連結業績及び個別業績は、国内事業において各種施策を実施したことでオートローンを中心に取扱高が増加し、クレジット事業が堅調に推移しました。また、カード会員数の増加や行動規制の緩和により、カードショッピングの取扱高も増加しました。海外事業においては、新型コロナウイルス感染拡大による社会経済活動の規制緩和が進んだことにより営業活動を強化し、クレジット事業の取扱高が好調に推移しました。その結果、営業収益が前回予想を上回る見込みとなりました。 各利益においては、取扱高が増加したことにより販売促進費等が増え営業費用が増加しましたが、営業収益の増加により前回予想を上回る見込みとなりました。 通期連結業績及び個別業績は、世界的なインフレや為替相場における円安の進行など、先行き不透明な状況が続いておりますが、積極的な事業展開により引き続きクレジット事業が堅調に推移し、営業収益の増加を見込んでおります。一方、営業施策やカード会員数の増加により営業費用が増加する見込みです。 これらの状況を踏まえ、上記のとおり修正いたします。

  当社は、株主の皆様への安定的な利益還元を経営の重要課題として位置づけ、財務体質の強化、内部留保を図りつつ、財務状況や配当性向等を総合的に判断して配当を行うことを基本方針としております。また、2022年度よりスタートした中期3カ年経営計画「MOVE 70」においては、連結配当性向30%を目安に株主様への安定的な利益還元を目標に掲げております。 配当予想は、この度の業績予想修正と上記方針を踏まえ、修正(増配)させていただきます。中間配当金は1株当たり10円増配して95円、期末配当金は1株当たり5円増配して90円を予定しております。これにより年間配当金は15円の増配となり、1株当たり185円となる予定です。
配信元: 株探

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