◆ さらに上昇… - “148円後半”
FOMCを控えて揺れ動く中、昨日は「米利上げペース鈍化」への思惑がさらに後退しました。
このため“ドル買い”が先行する中、先週末の『今すぐ緩和策からの出口が来るとは考えていない』等の黒田日銀総裁発言を背景にした“円売り”も促されています。
こうして米10年債利回りが“4.11%”に上昇するタイミングで、ドル円は“148.836円”へと上値を伸ばしました。
一方で昨日発表された「シカゴ購買部協会景気指数」が“予想外に低下(△0.5ポイントの45.2)”したことから、「米景気減速」への懸念も継続しています。
また「ドル売り介入」への警戒感も根強いものがあるだけに、上昇スピードそのものは“緩やか”に収まっています。
◆ ただ“オーバーシュート”の域に入った印象は否めない…?
こうして思惑の“板挟み”に翻弄されているマーケットは、本日も“神経質な展開”を強いられると見るのが自然です。
「11月0.75%利上げ」がほぼ確実視されているだけに、「ドル売り介入」が入らない限りは“金利選好→ドル買い”が促されやすいのは否めないところです。
一方で、イベントを控えるスケジュール感の中では“一方向への動意”は抑制されやすいのが常であり、すでに“オーバーシュート”の域に到達している可能性も否めないところがあります。
明日のFOMCの結果(タカ派orハト派)次第で「方向性が180度」変わる可能性を考えれば、やはり“一方向への動意”は抑制されやすい…?
じわりじわりと上値を模索している現状ですが、やはり目先は“上値の重さ”を意識したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
150.505(ピボットハイブレイクアウト)
150.000(大台)
149.701(10/24高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:149.207(ピボット1stレジスタンス)
上値4:149.082(10/25高値)
上値3:149.130(+1σ)
上値2:149.000(大台)
上値1:148.836(10/31高値)
前営業日終値:148.743
下値1:148.534(日足・一目均衡表転換線)
下値2:148.000(大台)
下値3:147.909(ピボット1stサポート)
下値4:147.738(日足・一目均衡表基準線)
下値5:147.538(10/31安値、20日移動平均線)
147.425(10/27~10/31の38.2%押し)
147.109(10/28高値後の押し目、ピボット2ndサポート)
146.985(10/27~10/31の50%押し、大台)
146.611(ピボットローブレイクアウト)
146.544(10/27~10/31の61.8%押し)
《10:20》
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