米外為市場サマリー:日銀緩和維持を受け一時147円80銭台に上昇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/10/31 07:41
米外為市場サマリー:日銀緩和維持を受け一時147円80銭台に上昇  28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円60銭前後と前日に比べ1円30銭弱程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=147円00銭前後と同1円20銭強のユーロ高・円安だった。

 日銀金融政策決定会合で大規模な金融緩和策を維持する方針が決まったほか、黒田総裁が記者会見で「今すぐ金利引き上げとか、緩和策の出口が来るとは考えていない」などと発言したことで、インフレ抑制に向けて利上げを続ける欧米との金融政策の方向性の違いを意識した円売りが優勢だった。また、米商務省が発表した9月の個人消費支出(PCE)で、変動が激しい食品とエネルギーを除いたPCEコア・デフレーターの上昇率が前年同月比5.1%と前月の4.9%から拡大したこともあり、ドル円相場は147円80銭台をつける場面があった。ただ、11月1~2日に開催される米連邦公開市場員会(FOMC)を控えていることから一段の上値追いには慎重なムードがあった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=0.9965ドル前後と前日に比べてほぼ横ばいだった。


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