山洋電、今期最終を23％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額

　山洋電気 <6516> [東証Ｐ] が10月27日大引け後(15:00)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期の連結最終利益を従来予想の95億円→117億円(前期は90.1億円)に23.2％上方修正し、増益率が5.4％増→29.8％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
　同時に、4-9月期(上期)の連結最終利益も従来予想の46億円→62.5億円(前年同期は40.7億円)に35.9％上方修正し、増益率が13.0％増→53.6％増に拡大する見通しとなった。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の60円→65円に増額し、下期配当も従来計画の60円→65円に増額修正した。年間配当は130円(前期は115円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社の主要な販売市場である通信装置や、ロボット、半導体製造装置などのファクトリーオートメーション市場からの需要が増加し、売上収益および営業利益は前回の予想を上回る見込みとなりました。また、急激な円安の影響による為替差益の計上により、税引前利益、親会社の所有者に帰属する四半期利益につきましても前回予想を上回る見込みとなりました。　これらの理由により、第２四半期および通期の業績予想を上記のとおり修正いたします。

　　当社は、業界における受注競争激化に耐え得る企業体質の一層の強化と今後の事業展開等を勘案し、内部留保の充実を図るとともに、業績に応じた配当をおこなうことを基本方針としています。　2023年３月期第２四半期および通期の業績予想の見直しなど、様々な状況を勘案した結果、中間配当につきましては、直近の１株当たり配当予想から５円増額し、65円とすることを決議いたしました。また、期末配当につきましても、従来の予想を修正し、１株当たり65円とする予定です。（注）本資料に掲載されている業績見通しなどの記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づ いており、実際の業績などは、今後のさまざまな要因により異なる場合があります。