デンカ、今期経常を5％下方修正

　デンカ <4061> [東証Ｐ] が10月25日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の410億円→390億円(前期は364億円)に4.9％下方修正し、増益率が12.4％増→6.9％増に縮小する見通しとなった。
　なお、4-9月期(上期)の連結経常利益は従来予想の170億円(前期は236億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年3月期第2四半期（累計）の連結業績につきましては、原材料価格下落に伴う価格改定などにより売上高は減少いたしますが、営業利益及び経常利益は前回公表（2022年５月11日）予想並みとなる見通しです。　通期の連結業績予想につきましては、本日公表した「当社のセメント販売事業の会社分割（簡易吸収分割）による当社完全子会社への承継、当該当社完全子会社株式の譲渡（子会社の異動）及び当社のセメント事業からの撤退に関するお知らせ」に記載のとおり、2023年３月末にセメント販売事業を譲り渡すことと、2025年上期を目途に石灰石の自社採掘及びセメント製造事業から完全撤退することを決議いたしました。この決定に伴い固定資産の減損損失など約190億円を2023年度3月期第3四半期以降に特別損失として計上することから、親会社株主に帰属する当期純利益は前回公表予想から大きく減少する見通しです。　なお、今回の業績予想の修正に伴う配当予想の変更はありません。（注）上記の業績予想は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。