午前:債券サマリー 先物は続落、日銀の臨時オペ実施も反応限定的

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/10/20 12:29
 20日午前の債券市場で、先物12月限は続落。インフレの上昇を示す世界の経済指標や米20年債入札の不調を受け、米長期債の売りが加速したことが影響した。

 債券先物は売り先行でスタート。19日に発表した英国9月の消費者物価指数(CPI)が強いインフレを示す内容となったほか、同日実施した米20年債入札が低調となったことを受けて、米長期金利は4.1%台の高水準に上昇した流れを引き継いだ。日銀は10時すぎ、「残存期間5年超10年以下」を対象とした臨時の国債買い入れオペを通知したことを受け、一時下げ渋る場面もあったが、下げのトレンドを変えるまでには至らなかった。

 午前11時の先物12月限の終値は前日に比べ28銭安の147円89銭となった。なお、現物債市場で10年債の利回りは、前営業日に比べ横ばいの0.250%だった。

出所:MINKABU PRESS
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