新興市場銘柄ダイジェスト:WACULは上場来安値、サクセスHがストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2022/10/12 16:09
<9558> ジャパニアス 1435 -20
大幅反落。11日大引け後、22年11月期第3四半期決算を発表、累計の営業利益は前年同期比85.3%増の4.54億円で着地した。先端エンジニアリング事業で企業によるIT人材への高い需要が継続していることから、オンサイト型開発支援業務、受託開発業務ともに好調だった。通期予想は前期比57.8%増の5.39億円で据え置いた。進捗率は84.2%に達している。順調な決算を受け高く寄り付いたが、利益確定売りに押され反転下落している。

<4381> ビープラッツ 1183 +40
大幅に続伸。主力製品のサブスクリプション統合プラットフォーム「Bplats」にミニアプリ対応機能を追加し、トヨタ自動車<7203>傘下のトヨタファイナンス(名古屋市)が展開する「TFC SubscMall」に同機能が採用されたと発表している。TFC SubscMallは、カー用品や暮らしに便利なサービスなどを月々定額で利用できるプラットフォームで、トヨタファイナンシャルサービス(同)が展開する「TOYOTA Wallet」のミニアプリ。

<4173> WACUL 552 -68
上場来安値。23年2月期第2四半期累計(22年3-8月)の営業利益を前年同期比34.4%減の0.53億円と発表している。売上高は人材マッチング事業の順調な立ち上がりなどで10.2%増の5.90億円と堅調だったものの、売上原価(24.6%増の1.29億円)や販管費(16.2%増の4.07億円)が膨らんだことが響き、減益となった。通期予想は前期比3.3%減の1.79億円で据え置いた。進捗率は29.6%にとどまっている。

<4833> サクセスH 165 +50
ストップ高。ITを主としたコンサルティング事業を新たに開始すると発表している。全国の中堅中小企業に対し、事業戦略や営業戦略など攻めの領域から内部統制構築やガバナンス強化などの守りの領域まで、経営に関する全ての分野でITに関する課題解決を中心に顧客満足度の最大化を目指す。国内大手企業に対しては、特にIT領域に特化したコンサルティングサービスを提供する。

<4165> プレイド 665 +17
大幅に4日続伸。アジト(東京都千代田区)の株式取得と第三者割当増資引き受けで同社を子会社化したと発表している。取得株式数は2410株(議決権所有割合66.76%)で、取得総額は数億円前半。アジトはマーケティングデータプラットフォーム「Databeat」を提供しており、プレイドの「KARTE Signals」とプロダクト連携させることで、国内の主要なインターネット広告出稿先媒体とユーザーデータの可視化などができるという。

<4412> サイエンスアーツ 2420 +12
反発。22年8月期の営業損益予想を従来の0.60億円の赤字から0.11億円の黒字(前期実績0.97億円の赤字)に上方修正している。大口顧客の購入などでアクセサリーの購入率や購入単価が想定を上回ったことに加え、既存顧客の買い替えが発生したため。人材採用時期の後ろ倒しや採用コストの縮小で販管費が想定を下回ったことも黒字転換に寄与する見通し。 <ST>
配信元: フィスコ

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