【買い】亀田製菓（2220）◆ゴールドリサーチ投資顧問 伊東聡◆

インフレに強み。インバウンド需要も。

同社は米の名産地である新潟で創業。
「亀田の柿の種」でおなじみの誰もが知る米菓のリーディングカンパニー。

現在物価高が欧米や日本経済に重くのし掛かっているが、こうした中でも米だけは値段が抑えられている食糧だ。
このことから小麦やトウモロコシが原材料のお菓子が一斉に値上がりする中で、消費者の関心が米菓に向かう可能性がある。

また２月に工場火災があったライバル企業の三幸製菓の生産が落ち込んだことから同社の売上拡大や販促費の効率化が利益貢献することが予想され、
高いブランド力を有する同社製品へ需要が集中することが考えられる。

また百貨店からスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、100円ショップなど様々な販路に対応していることから
今後のインバウンド需要（爆買い）にも期待が持てると考える。

株価は9月以降75日線（4615円）で上値を抑えられているが、今後の売上の伸びが確認出来て来るとそのラインを上抜けて7月の年初来高値（4875円）更新から5000円の大台に向けた動きに期待が持てそうだ。