◆ 「米景気後退懸念」は和らぎ、「米利上げ加速観測」は再燃… - “135円後半”
“見誤り”はまだ続く…。
昨日発表の米経済指標は“良好な”ものが相次ぎ、「米景気後退懸念」が和らぎました。
一方でFOMCメンバーは、“タカ派寄り”発言が相次いでおり、「米利上げ加速観測」も再燃しています。
『インフレ抑制宣言は早すぎる(デイリー・サンフランシスコ連銀総裁)』
『9月0.75%利上げを支持(ブラード・セントルイス連銀総裁)』
『景気後退リスクあっても、至急インフレ低下の必要あり(カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁)』
この影響にて米10年債利回りは“2.88%”へと上昇する中、幅広い通貨に対して“ドル買い”が進行しました。
こうしてドル円は昨日記した“50日移動平均線(135.40円水準)”“17日高値(135.495円)/8日高値(135.577円)”を一気に突破し、“135.899円”へと駆け上がっていきました。
◆ “ドル買い仕掛け”が入りやすい状況だが…?
主要ラインを一気に突破した動きを踏まえれば、テクニカル的には“ドル買い仕掛け”が入りやすいと見るのが自然です。
しかし「9月0.75%利上げ」の可能性は“40%”前後で変わっていませんので、このまま
米10年債利回りが上昇し続けるかは疑問といわざるを得ません。
さらに“日足・一目均衡表先行スパン上限(本日は136.309円)”をまだ抜け切れておらず、すぐ上には“7/28高値(136.573円)”も控える状況でもあります。
流れは“上方向”と見ざるを得ず、それでいて筆者は“見誤った”ままですので、ここは一旦“静観”とせざるを得ないと考えます。
それでも“上値が重い”をしつこく前提にしながら、次なる動意を探っていきたいところです。
週末でもあり、“ポジション調整”の可能性もありますので…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:137.000(大台)
上値4:136.723(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:136.573(7/28高値)
上値2:136.309(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stレジスタンス)
上値1:136.000(大台、+1σ)
前営業日終値:135.876
下値1:135.577(8/8高値)
下値2:135.467(50日移動平均線)
下値3:135.052(ピボット1stサポート、大台)
下値4:134.901(週足・一目均衡表転換線)
下値5:134.757(日足・一目均衡表基準線)
《10:15》
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