壽屋---22年6月期2ケタ増収・大幅な増益、世界各国の顧客ニーズに合わせた新製品開発に加え自社IPによる製品開発に注力

配信元:フィスコ
投稿:2022/08/15 16:04
壽屋<7809>は12日、2022年6月期決算を発表した。売上高が前期比49.8%増の142.92億円、営業利益が同136.7%増の23.37億円、経常利益が同135.8%増の23.32億円、当期純利益が同138.4%増の16.21億円となった。

卸売販売について、国内市場では、新規自社IP(Intellectual Property:キャラクターなどの知的財産)製品「アルカナディア」より「ルミティア」を発売、自社IP製品「メガミデバイス」より「皇巫(オウブ)スサノヲ」、「朱羅九尾火舞羅」を発売、自社IP製品「創彩少女庭園」より「結城まどか(桃桜高校・夏服)」、「小鳥遊暦(令法高等学校・夏服)」を発売し、プラモデルの売上に貢献した。プラモデル関連製品である「モデリング・サポート・グッズ」等も堅調な推移をみせ、業績を牽引した。他社IP製品ではアニメ「呪術廻戦」より「五条悟」を発売、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」より「オシリスの天空竜」、「ラーの翼神竜」、「オベリスクの巨神兵」の三幻神を発売し、フィギュアの売上に貢献した。

海外の北米地域においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が依然続き、物流の混乱等により一部製品の出荷遅延が生じているが、フィギュア製品、プラモデル製品ともに売上は堅調な推移をみせた。アジア地域においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も販売活動については限定的にとどまり、プロモーション活動を行うと共に、販売チャネル拡大を推進した結果、フィギュア製品の売上が好調な結果となった。また、国内と同様に「メガミデバイス」シリーズを中心に自社IPのプラモデル製品も好調な結果となった。

直営店舗による小売販売については、「にじさんじ」関連商品が好調に推移するものの、新型コロナウイルス感染症に起因するインバウンド需要減少を主な要因とした来店客数の大幅な減少により、売上は伸び悩んだ。店舗運営においては、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、定期的な換気や消毒、レジ前に飛散防止シートの設置など行い、衛生管理やスタッフの健康管理を徹底した。ECサイトによる通信販売においては、他社との差別化として直営店舗限定商品や特典の開発を積極的に推進し売上は好調に推移した。

2023年6月期通期の業績予想については、売上高が前期比11.9%増の160.00億円、営業利益が同23.0%減の18.00億円、経常利益が同24.5%減の17.60億円、当期純利益が同24.6%減の12.22億円を見込んでいる。


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配信元: フィスコ

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