日揮ＨＤが２３年３月期業績及び配当予想を上方修正

　日揮ホールディングス＜1963.T＞が１０日の取引終了後、２３年３月期の連結業績予想について、売上高を６０００億円から６２００億円（前期比４４．７％増）へ、営業利益を２６０億円から２９０億円（同４０．２％増）へ、最終利益を２００億円から２４０億円（前期３５５億５１００万円の赤字）へ上方修正し、あわせて２４円としていた期末一括配当予想を２９円（前期１５円）へ引き上げると発表した。

　第１四半期に大型プロジェクトの着実な進捗や円安の影響により増収増益となったことに加えて、前提となる為替換算レートを１ドル＝１２３円から１３０円へ見直したことが要因としている。また、サウジアラビアの大型案件などを受注したことも寄与する。

　同時に発表した第１四半期（４～６月）決算は、売上高１１８１億９０００万円（前年同期比１０．４％増）、営業利益１０２億４２００万円（同２．４倍）、最終損益１２５億１９００万円の黒字（前年同期５５１億７３００万円の赤字）だった。

出所：MINKABU PRESS