続落、景気悪化見通し強まり供給ひっ迫懸念が後退=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/08/05 05:34
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=88.54(-2.12 -2.34%)
 
 ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が2.18~2.12ドル安、その他の限月は2.47~1.74ドル安。
 
 主要国の景気見通しが悪化しているなかで需要下振れ懸念が強まった。金融引き締めを継続することを示唆している英中銀は今年10-12月期から景気後退に入ることを想定しており、ソフトランディングは困難であるとの認識を示した。米国では新規失業保険申請件数や失業保険継続受給者数が増加し、米雇用統計の発表を控えて雇用環境の悪化が警戒されている。

 時間外取引で9月限は91.90ドルまで戻りを試したが、上値が抑えられると通常取引開始後は売りが強まった。一時87.55ドルまで下落し、ロシアがウクライナ侵攻を開始してからの安値を更新。

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