新東工、上期経常を一転5％減益に下方修正、通期も減額

　新東工業 <6339> [東証Ｐ] が8月4日大引け後(15:40)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比10.1％増の8.8億円に伸びた。
　しかしながら、併せて4-9月期(上期)の同利益を従来予想の23億円→18億円(前年同期は18.9億円)に21.7％下方修正し、一転して5.0％減益見通しとなった。
　上期業績の悪化に伴い、通期の同利益を従来予想の52億円→49億円(前期は44.7億円)に5.8％下方修正し、増益率が16.1％増→9.4％増に縮小する見通しとなった。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の1.5％→0.1％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期の連結業績予想について、コロナ感染症拡大やロシアによるウクライナ侵攻により、エネルギー価格や原材料価格の高騰、及び調達部品の納入遅れが影響し、とりわけ国内連結会社の業績が総じて低迷した結果、第１四半期の業績が悪化いたしました。第２四半期以降の業績は回復するものの、挽回が厳しい状況であり、前回発表の2023年３月期第２四半期累計及び通期の予想を下回る見通しとなりましたので、連結業績予想を修正いたします。　※上記予想は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確実な要素を含んでおり、実際の業績等は、上記予想数値と異なる場合があります。