アスクルに強気評価、国内有力証券は「Ａ」を継続◇

　アスクル<2678.T>に強気評価が出ている。水戸証券は２日、同社株のレーティング「Ａ」を継続した。目標株価は２２００円（従来２３００円）としている。同社はｅコマース事業を主力とし、法人向けの「アスクル」と一般消費者向けの「ロハコ」を展開。２２年５月期の連結業績は売上高が前の期比１．５％増の４２８５億１７００万円、営業利益が同２．８％増の１４３億９００万円と概ね会社計画通りに着地。オフィス用品の需要減や感染対策商品への特需の反動減を、生活用品やＭＲＯ（間接材）で補い増収となった。２３年５月期は売上高が前期比６．３％増の４５５５億円、営業利益が同１．３％増の１４５億円の見込み。中期経営計画（２２年５月期～２５年５月期）での目標数値は売上高５５００億円、営業利益率５％などとされている。新ウェブサイトの開発遅延や費用増の状況を懸念しているが、ＢｔｏＢ領域の広告事業展開やソフトバンクグループ<9984.T>各社との提携による新サービス開始などはポジティブ材料と評価している。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：MINKABU PRESS