◆ さらに“リスク回避”に押されたが… - 一時130円前半
ようやく下げ止まった…。
「台湾懸念(米中緊張)」は昨日も継続し、“リスク回避→円買い”の動きから“130.391円”へと売り込まれる場面も見られました。
しかし『ペロシ米下院議長、台湾到着』との報をキッカケに、「知ったら終い」「噂で売って、事実で買い戻す」が台頭しました。
また『高インフレ抑制の対応終了にはほど遠い(デイリー・サンフランシスコ連銀総裁)』に加えて、『(インフレ指標が上振れれば)0.75%利上げはあり得る(エバンス・シカゴ連銀総裁)』との発言も飛び出しました。
こうして「今後の利上げペース鈍化」への思惑は後退し、米10年債利回りが“急上昇(2.51%→2.77%)”を見せる中で、ドル円は“133.912円”へと駆け上がっています。
◆ 「今後の利上げペース鈍化」の後退がより大きい…!?
“過熱感”が漂っていただけに、昨日くらいの反発であれば、キッカケさえあれば“ある意味で当然”ともいえます。
ただし昨日の動きで大きいのは、「知ったら終い」よりも、「今後の利上げペース鈍化」が後退したことです。
つまり「日米金融当局の立ち位置の違い」が鮮明である以上、こうなってしまうと「日米金利格差拡大」は再び意識せざるを得ないということになります。
「台湾懸念(米中緊張)」は払拭されたわけではありませんが、昨日も記したように、リスク回避姿勢は“円買い”のみならず“ドル買い”にも作用する要因です。
つまり“ドル売り”に関しては、やはり“自重局面”に差し掛かったと見ざるを得ません。
◆ テクニカル的にも“節目”で止まった格好…!?
テクニカル的にも“日足・一目均衡表の雲下限(本日は131.677円)”を割り込んだものの、“100日移動平均線(同130.414円)”で支えられ、すぐさま“同上限(同133.171円)”を突破した格好でもあります。
“134円ライン”が一つの節目とは考えますが、突破すれば“7/29高値(134.670円)”を経て、そのまま“7/14~8/2の50%戻し&日足・一目均衡表基準線(134.901円)”へと戻してもおかしくないということは、頭の片隅に残しておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:134.173(日足・一目均衡表転換線)
上値4:134.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値3:133.919(7/27~8/2の50%戻し)
上値2:133.836(7/14~8/2の38.2%戻し)
上値1:133.558(8/1高値)
前営業日終値:133.119(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値1:133.000(大台)
下値2:132.567(8/2安値後の38.2%押し)
下値3:132.255(-2σ)
下値4:132.152(8/2安値後の50%押し)
下値5:132.000(大台)
《10:20》
最新人気記事
-
明日の株式相場に向けて=「トヨタ・ファミリー」が株高驀進モードへ 12/26 17:30
-
「人工知能」が3位にランク、AI革命は早くも次のステージ「エージェ... 12/26 12:21
-
「大阪万博」が10位にランクイン、開催まであと107日<注目テーマ> 12/27 12:20
-
日産自が急反落、統合比率を巡る報道が売りを促す◇ 12/27 13:30
-
「機械」が19位にランクイン、牧野フへの「同意なきTOB」で波紋広... 今日 12:21
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 16:36
-
今日 16:36
-
今日 16:36
-
今日 16:35