◆ さらに“リスク回避”の後押しが… - 131円割れ
それでも早いのか…。
「今後の利上げペース鈍化」への思惑が継続する中、“積み上がったドル買い”は調整色に包まれています。
こうした中で昨日は「台湾懸念(米中緊張)」も加わり、“リスク回避→円買い”が並行する格好となりました。
こうして円が“(主要通貨間で)最強通貨”の地位に上り詰める中、ドル円は“131.594円”へとさらに下落し、そして本日に入って“131円割れ”へとさらに下値を拡大しています。
◆ テクニカル的には“崩れた”格好となるが…?
下値メドと見ていた“131.482円(6/16安値&日足・一目均衡表先行スパン下限)”を明確に割り込んだだけに、勢いづくのは致し方ないところであるのは事実です。
一方で「中国の経済低迷」「世界的な景気後退リスク」、さらには前記「台湾懸念(米中緊張)」にしても、リスク回避姿勢は“円買い”だけでなく“ドル買い”にも機能する要因になります。
このため“ドル売り”に関しては、自重局面に差し掛かりつつあると見るのが妥当ということになります。
先週末終値から見ると“3円弱”、7/14高値から見ると“すでに約9円”という下落幅は、“往き過ぎ感”を伴わせるには十分な値幅でもあります。
見誤ったばかりであり、また下値メドを割り込んだというテクニカルな勢いもありますが、“過度な下値期待(不安?)”は持たないようにしたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:132.811(日足・一目均衡表先行スパン上限、8/1高値後の61.8%戻し)
上値4:132.511(8/1高値後の50%戻し)
上値3:132.264(8/1高値後の38.2%戻し)
上値2:132.137(-2σ)
上値1:132.000(大台)
前営業日終値:131.615
下値1:131.482(6/16安値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
下値2:131.000(大台、ピボット1stサポート)
下値3:130.429(6/6安値)
下値4:130.251(100日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値5:130.000(大台)
《10:30》
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