◆ “ストップロス”を絡めながら… - 132円台
まだ早かった…。
「今後の利上げペース鈍化」への思惑が根強い中、先週末は「仕掛け的な動き」も加わりました。
このため“ストップロス”を巻き込みつつ、東京タイム中盤には“132.498円”へとさらに下落する場面が見られています。
その後は「米高インフレ」を背景にして“134.593円”へと持ち直しましたが、反発もそこまで…。
「米10年債利回り低下(一時、4/7以来の2.61%)」を背景にして値を落とすと、週を跨いだ本日は“133円割れ”はおろか、“132円ギリギリ(安値は132.060円)”まで売り込まれています。
◆ それでも「月末要因」は剥落し、「テクニカル」もいい水準に…!?
ただこうした動きの背景には、前記「仕掛け的な動き」のみならず、「月末特有のポートフォリオ調整」も絡んでいたと見るのが自然です。
そしてそれが剥落した以上、先週末にかけてのような“円買い戻し(ドル売り戻し)”は勢いが減じると見るのが自然です。
すでに“日足・一目均衡表の雲(131.276-132.811円)”に到達するなど、テクニカル的にも“いい水準”まで押しした可能性が指摘されるところです。
本稿執筆時には“潜り込み”に成功しているものの、“下抜けにかかる動き”への発展は見られていないだけに、“ひとまず一巡”と見るの妥当…?
あくまで「米経済指標」、そこから波及する「米10年債利回り動向」に注目ということに変化はありませんが、先週末記した“5/24~7/14の61.8%押し(131.831円)”“6/16安値(131.482円)”を窺うには「力不足」と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:134.389(7/27~7/29の38.2%戻し、50日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値4:134.000(大台)
上値3:133.666(7/27~7/29の23.6%戻し)
上値2:133.558(7/29NYタイム高値後の戻り高値)
上値1:133.295(-2σ)
前営業日終値:133.211
下値1:133.000(大台)
下値2:132.811(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値3:132.498(7/29安値)
下値4:132.249(ピボット1stサポート)
下値5:132.144(6/17安値)
《10:45》
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