◆ その“ドル買い+円売り”が進行… - 137円後半
あぁ、見誤った…。
“ドル買い+円売り”が重なりやすいとは把握していたものの、それでも“上値の重さ”を想定した昨日…。
しかしながらその意に反してドル円は、一気に“137.756円”へと駆け上がっていきました。
キッカケは『必要があれば躊躇なく追加緩和』という黒田日銀総裁発言と見られますが、実際のところは「投機筋の仕掛け」がまんまと成功した格好といえそうです。
◆ ただし状況は何ら変わっていない…?
こうした展開になってしまうと、“98/9/9高値(138.290円)”を窺う展開は想定せざるを得ないのかもしれません。
ただし昨日記した「イエレン財務長官来日」「米CPI」を控えるスケジュール感は変わっておりません。
このためいつ“様子見”に転じるかはわからず、場合によっては“利益確定売り”が先行する展開も想定しておかなければならないことになります。
日本は「金融緩和継続」、ユーロ圏は「エネルギー供給懸念」、英国は「ジョンソン首相退陣」を抱えているだけに、“ドル独り勝ち”はまだ継続する可能性は否めないところがあります。
それでも米10年債利回りが“3%割れ”へと再び低下しているように、昨日に比べるとその度合いは“幾分低下”という状況でもあります。
“急反落”は想定しづらく、見誤ったばかりでもありますが、“さらなる上値追い”に関しては引き続き否定的に見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:138.290(98/9/9高値)
上値4:138.084(ピボット1stレジスタンス)
上値3:138.000(大台)
上値2:137.897(+2σ)
上値1:137.756(7/11高値)
前営業日終値:137.413
下値1:137.253(7/11NYタイム安値)
下値2:137.000(大台)
下値3:136.759(+1σ、7/11欧州タイム安値)
下値4:136.606(7/1~7/11の38.2%押し)
下値5:136.414(ピボット1stサポート)
《8:50》
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