◆ “下値の堅さ”がより意識され… - 堅調推移
“株高/債券安(利回りは上昇)”が進行する中、昨日は“リスク選好→円売り”が目立ちました。
このため“下値の堅さ”がより意識される展開となり、“135円半ば”まで押すと、すかさず買いの手が入りました。
一方で“上値の重さ”も引きずっており、“136.214円”へ上値を伸ばす場面こそ見られたものの、そこからさらに買い上がる動きに発展するには至りませんでした。
なお昨日発表は、米貿易収支が“改善(855.5億ドルに赤字縮小)”/新規失業保険申請件数は“悪化(前週比+0.4万件)”しましたが、特に材料視されることはありませんでした。
米雇用統計を控えているからですが、この影響もあって『7月は0.75%利上げを支持/9月は0.50%を想定』というウォラーFRB理事発言も同様に、材料視されるには至りませんでした。
◆ いよいよ分水嶺 - 米雇用統計
こうした中、本日はその米雇用統計が行われます。
事前予想を見ると、“非農業部門雇用者数(+26.8万人)/失業率(3.6%)/平均時給(前年比+5.0%)”と、いずれも鈍化が想定されています。
まずはここからの乖離具合が注目ということになりますが、仮に“弱め”ともなれば、「景気後退期にいよいよ突入」との思惑も立ちやすいと見られます。
そうなると「米大幅利上げ観測」は後退しやすく、“金利選好→ドル買い”が巻き戻されてもおかしくありません。
それでも逆に“好内容”となれば、“ドル買い”に拍車がかかっても何ら不思議ではない分水嶺…。
あくまで“結果次第”ということになりますが、いずれにしても“大きく揺れ動く”は避けられないと見たいところです。
“上値の重さ→一旦は反落”といった展開を、個人的には想定していますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米雇用統計が予定されていますので、いつもより値幅を拡げています。
138.000(大台)
137.430(+2σ)
137.338(21/1/6~22/5/9-22/5/24の38.2%返し)
137.220(98/9/24高値)
136.999(6/29高値、大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値5:136.808(6/30高値)
上値4:136.584(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:136.467(6/29~7/1の76.4%戻し)
上値2:136.356(7/5高値、+1σ)
上値1:136.214(7/7高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:135.992(大台)
下値1:135.873(日足・一目均衡表転換線)
下値2:135.622(ピボット1stサポート)
下値3:135.548(7/7安値、7/6~7/7の50%押し水準)
下値4:135.424(7/6~7/7の61.8%押し、20日移動平均線)
下値5:135.252(ピボット2ndサポート)
135.000(大台)
134.935(7/6安値、ピボットローブレイクアウト)
134.746(7/1-4安値)
134.525(6/27安値)
134.356(6/24安値、-1σ)
134.265(6/23安値、6/16~6/29の50%押し)
《10:15》
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