◆ “下押し”が先行も、すぐさま“反発”
「欧景気後退」への警戒感は根強く、昨日も“ユーロ売り”そして“ポンド売り”が目立ちました。
このため“リスク回避→円買い”が先行し、ドル円は“134.935円”へと値を落とす場面が見られました。
しかしながら事前予想を上回る「米ISM非製造業景況指数(55.3)」で持ち直すと、“次回大幅利上げ”を示唆した「FOMC議事要旨」で急反発へと転じました。
こうして米10年債利回りが“2.93%”へと上昇、NYダウも“反発(△172ドル→+256ドル)”を見せる中、ドル円は“136円ライン(終値は135.919円)”へと押し戻されていきました。
◆ ただし“さらなる上値追い”となると…?
こうして“上値の重さ”を引きずったものの、“下値の堅さ”が意識されたドル円。
「日米金融当局の立ち位置の違い(日米金利格差)」を考えれば、“もう一段の上値追い”となってもおかしくないところです。
ただしここから先は、昨日とは逆の意味で“綱引き(ドル買い⇔円買い、もしくはドル売り⇔円売り)”が抑制要因として機能する展開が懸念されるところです。
そうなると、昨日の勢いのままに“3.0%”を米10年債利回りが回復すれば話は変わってきそうですが、そうでなければ「(世界的な)景気減速懸念」が根強い状況に変わりはない…?
オーダー状況を見ると、“136.30-50円”にはかなりの規模のドル売りオーダーが待ち構えているとも聞き及びます。
“下値は限定的”との見方は変わらないものの、“もう一段の上値追い”に関しては否定的に考え、逆に“利益確定売り”が先行する展開を本日は想定したいところです。
そうなると本日も、“押し目買いチャンス”発動…?
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:136.808(6/30高値)
上値4:136.680(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:136.467(6/29~7/1の76.4%戻し)
上値2:136.356(7/5高値、ピボット1stレジスタンス、+1σ)
上値1:136.000(大台、7/6高値)
前営業日終値:135.919
下値1:135.762(日足・一目均衡表転換線)
下値2:135.529(7/6安値後の50%押し)
下値3:135.388(7/6安値後の61.8%押し)
下値4:135.295(20日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値5:135.000(大台)
《10:25》
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