「積極的なポジション形成」は手控えられると見られるだけに…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2022/07/04 11:07

◆ 米景気後退懸念は増幅 - 一時“135円割れ”


注目の「ISM製造業景況指数」は、事前予想・前月を“下回り(53.0)”ました。
これは“2020年6月以来”の水準であり、「米景気後退(リセッション)」への懸念はさらに強まる格好となりました。
この影響から米10年債利回りは低下ペースをさらに強めており、一時“2.79%(5月27日以来)”まで低下する場面が見られています。

一方で欧州タイムに“134.746円”へと下落したドル円でしたが、その後は“底堅さ”を見せています。
前記利回り低下時にも“当該ラインは維持”されており、その後の利回りが緩やかに反発したこともあって、“135円台”に押し戻されて先週末の取引を終えています。

◆ 流動性の乏しい中ではあるが…?


「米国市場休場(独立記念日)」となる本日は、流動性がさらに低下すると見られます。
このため「積極的なポジション形成」は手控えられる可能性が高く、「ポジション調整」を除けば動意薄(限定的)と見るのが自然ということになります。

オーダー状況を見ると、“134.80-60円”にはドル買いオーダーが、“135.30-50円”にはドル売りオーダーが、それぞれかなりの規模が設定されていると聞き及びます。
流動性の乏しい状況下、“割る/抜ける”ようなことがあれば“ストップロス”を絡める可能性はゼロではない反面、前記「ポジション調整」主体と見られる中でどこまで攻めることができるか“未知数(というより可能性は低い)”です。

ギリギリのところで踏み止まっている格好ですので、“仕掛け的な動き”への期待(懸念?)がついて回りますが、それらの思惑は“明日以降”と考えたいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン


上値5:136.138(6/29~7/1の61.8%戻し、+1σ)
上値4:135.987(7/1高値、大台)
上値3:135.873(6/29~7/1の50%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:135.670(7/1欧州タイム高値、日足・一目均衡表転換線)
上値1:135.547(7/1NYタイム高値)
前営業日終値:135.254
下値1:134.947(20日移動平均線、大台)
下値2:134.746(7/1安値)
下値3:134.671(ピボット1stサポート)
下値4:134.525(6/27安値)
下値5:134.356(6/24安値)

《10:40》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想