◆ いくつも要因が重なり… - “135円半ば”へ下落
想定した通り、昨日は“上値の重さ”が意識されました。
月末/期末を控えた「ポートフォリオ調整(リバランス)」、「24年ぶりの137円台到達」という事実、「米PCEコア・デフレータ」を控えるスケジュール感が、それぞれ“ドル売り(戻し)”“円買い(戻し)”を促したからです。
こうしてドル円は“ストップロス”を絡めながら、“135.550円”へと押し下げられていきました。
◆ ただ「最も大きな要因」は、すでに剥落…
米10年債利回りは“低下(3.10%→2.97%)”、米株式も“続落(NYダウは△253ドル)”という状況ですので、「米金利正常化」「米景気減速懸念」を巡る思惑は“マチマチ”といわざるを得ないのが実状といえます。
このため「方向感が定まった」とは想定しづらく、冒頭の3要素から考えれば「ポートフォリオ調整(リバランス)」が色濃く出た影響と見るのが妥当といえそうです。
そしてその背景にある“月末・四半期末”は、すでに終えたという現実があります。
◆ “積極的なポジション形成”はまだ手控えられそうだが…!?
本日は「米3連休を控えた週末(来週初は独立記念日で米国休場)」になりますので、“積極的なポジション形成”は手控えられたままと見るのが妥当です。
ただ“利益確定売り”はある程度入ったと見られる中、「ポートフォリオ調整(リバランス)」を終えたとあって“換金売り”は大きく後退すると見るのが妥当ということになります。
つまり“底打ち→急反発”は微妙ではあるものの、“さらなる下値追い”は大きく後退したと見るべき…?
前記「米利回り低下&米株安」という“マチマチ”の動きから、“ダブル(金利&リスク)で円買い”となる可能性はゼロではありませんが、本日は“底堅い”を基本に考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:136.808(6/30高値)
上値4:136.445(6/29~6/30の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値3:136.275(6/29~6/30の50%戻し、+1σ)
上値2:136.104(6/29~6/30の38.2%戻し)
上値1:136.000(大台)
前営業日終値:135.749
下値1:135.632(日足・一目均衡表転換線)
下値2:135.550(6/30安値)
下値3:135.309(6/23~6/29の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値4:135.116(6/28安値)
下値5:135.000(大台)
《10:10》
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