◆ “上値拡大”も、“膠着”変わらず…
昨日は「米利上げ観測」について、様々な憶測が飛び交いました。
ただ「金融引き締め加速にブレーキ」との思惑が後退したことで、「株高の連鎖」はストップしました。
一方で“3.21%”へ米10年債利回りが上昇したこともあり、これにつれたドル円は“135.545円”へと上値を伸ばしました。
ただ「米2年&5年債入札の応札倍率低下」が米10年債利回り上昇の原因とされているだけに、「明確な方向性」が定まることはありませんでした。
このためドル円も“135円半ばより上”を窺うには至らず、基本的には“135円台”を中心に“膠着”というのが実状といえます。
◆ いつ“上値の重さ”が意識されても…?
「米10年債利回り動向(3.00%割れ回避→3.2%へ上昇)」を踏まえれば、ドル円は“下値が堅い”と見るのが自然です。
一方で「景気減速懸念」は根強いものがあり、すでに「株高の連鎖」も止まりました。
このため“利益確定売り”がいつ台頭してもおかしくなく、いつ“上値の重さ”が意識されてもおかしくない状況でもあります。
◆ 「スポット取引」「ポートフォリオ調整」で、さらに混迷…!?
本日は「スポット取引の月内最終応当日」に当たり、“実需絡み”のフローが飛び交うと見られます。
また月末/四半期末ということもあって、「ポートフォリオ調整」に絡むフローが飛び交う可能性が否めないところです。
そうなると「方向性定まらず」が輪をかけて台頭する展開も、当然、否めないということになってきます。
それでいて“ドル主導”もしくは“円主導”のマーケットですので、昨日も記したように「全くの膠着」にはならないと考えるのが自然です。
引き続き本日も“揺れ動き”を想定しつつ、押すところあらば“押し目買い”、跳ねるところあらば“利益確定売り”で対処したいと考えたいところです。
目先は難しいと考えられる、“レンジ脱却”が実現するまでは…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:136.206(6/23高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:136.000(大台)
上値3:135.910(+1σ)
上値2:135.772(6/22~6/23の61.8%戻し)
上値1:135.638(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:135.474
下値1:135.326(6/27安値後の23.6%押し)
下値2:135.173(6/27安値後の38.2%押し)
下値3:135.009(6/27NYタイム安値《6/27高値後の押し目》、6/27安値後の50%押し、大台)
下値4:134.925(6/27安値後の61.8%押し)
下値5:134.772(6/27安値後の76.4%押し)
《10:00》
最新人気記事
-
本日の【株主優待】情報 (12日 発表分) 2019/03/12
-
来週の株式相場に向けて=年末・年始意識しレジャー・ゲーム関連株が優... 12/20 17:30
-
東京株式(大引け)=111円安と6日続落、方向感に欠け値を消す展開に 12/20 16:06
-
「2024年のIPO」が12位、きょうキオクシア上場<注目テーマ> 12/18 12:20
-
「ドローン」が25位にランクイン、テラドローン上場などで改めて関心... 12/20 12:21
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 12:30
-
今日 11:30
-
今日 11:30
-
今日 10:30