<動意株・27日>(前引け)=ザイン、ゲームウィズ、東電HD

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/06/27 11:37
<動意株・27日>(前引け)=ザイン、ゲームウィズ、東電HD  ザインエレクトロニクス<6769.T>=上昇波鮮烈。一時ストップ高まであと6円に迫る294円高の1338円まで駆け上がり大発会でつけた年初来高値1229円を上抜いた。同社は特定用途向け半導体を自社ブランドで独自開発するファブレス半導体メーカーで、その技術力に定評がある。前週22日朝方に、同社のV-by-OneHS技術が、米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の業界最新最高機能のゲーミングモニターを駆動するG-SYNCプロセッサーに採用されたことを発表、これを材料視した投資資金が集中し、前週は22日と23日に2日連続ストップ高を演じる人気となった。きょうも、上値を見込んだ買いが流入している。市場では「同社の技術がエヌビディア最新商品に採用されたことは、直接的な収益メリット以上に、これが実績として評価されることが大きく、エレクトロニクス化が進む自動車などをはじめ多方面から引き合いが活発化する可能性がある」(中堅証券ストラテジスト)という声が聞かれた。

 GameWith<6552.T>=急伸。前週末24日の取引終了後にアルテリア・ネットワークス<4423.T>デジタルハーツホールディングス<3676.T>の2社それぞれとの資本・業務提携を発表しており、これを好感した買いが膨らんでいるようだ。アルテリアとはeスポーツ分野での連携を強化する方針で、アルテリアが保有する光ファイバー網を活用してオンラインゲーマー市場で高いニーズがある超高速・低遅延な通信サービスを提供する。デジハHDとは事業連携を図り、国内外のゲームメーカーへのソリューション提供などを行う。アルテリアとデジハHDはゲームウィズの複数の主要株主とそれぞれ株式譲渡契約を締結し、アルテリアは発行済み株数の約2割、デジハHDは同約5%を取得する予定。

 東京電力ホールディングス<9501.T>=大幅高で5連騰と気を吐く。きょうは約7%高で500円台に復帰し、5月9日につけた年初来高値を視野に入れている。今年は猛暑の影響もあって電力不足が警戒されているが、きょうの午後3時から午後6時の間、東京電力管内で初の需給逼迫注意報が発令され、これによる電力のスポット価格上昇に対する思惑が株価を強く刺激する格好となった。「電力需給逼迫問題は、近い将来の原発再稼働に対する思惑にもつながることで、株高期待が高まりやすい」(中堅証券ストラテジスト)という見方も出ている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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